インビザラインGOシステムとは?

透明に近く目立ちにくい、取り外しが可能な新しいアプローチの歯科矯正インビザライン・システムは、現在、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに800万人を超える患者様が治療を受けられています。
そのビッグデータをもとに歯の移動をAIで診断を行うことが可能となりました。
インビザラインGOはインビザラインのシステムはそのままに大臼歯を動かさず、前歯のみの歯列矯正に特化したシステムとして開発されました。一連のマウスピースを順番に使用して、1日20時間以上使用し、1~2週間ごとに交換します 1週間ごとに交換することで早い方は4か月から半年で治療が終了します。
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メリット
- ワイヤーを使わないので目立たない
- 抜歯を行わない
- 取り外せるので歯みがき・フロスがしやすい
- 治療期間の予測がしやすい
- 装置の違和感が少ない
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デメリット
- 取り外しタイプなのできちんと装着時間を守らないと効果が出ない
- 動かせる量に限界があり適応範囲が限られる
- 途中で治療計画を変更できない
- 自費診療のため、費用がかかる
こんな人にオススメ

前歯のガタガタが気になる
前歯のガタガタは見た目だけでなく、虫歯・歯周病のリスクが高くなります
人に矯正をしているのを気づかれたくない
接客業や写真を撮る機会が多い、結婚式があるなど人目が気になる方におすすめです
昔矯正をしていたけど歯がずれてきた
過去に矯正治療をしていたが年月が経って歯並びが崩れてしまった方におすすめです
短期間で治療したい
前歯の矯正に特化しているため、全体の矯正に比べ短い期間で終わることができます
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インビザラインGOの料金について
上下同時に行う場合 440,000円
上または下のみを行う場合 330,000円
簡単シミュレーション 0円
精密診断料 0円
発注後のキャンセル料 110,000円※保定用ビベラリテーナーは上記金額に含みます。
※全て税込表記になります。
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こんな人には向いていません
- ガタガタが大きく、歯を抜かないとスペースが足りない
- 口元が盛り上がるほどの出っ歯
- 反対咬合
- 装着時間を自分で管理できない
- 成長期のお子様
治療の流れ
①予備検査
保険診療によるレントゲン写真などで虫歯と歯周病の検査をします。
歯石、歯肉炎、虫歯があると正確なスキャニングができないため、矯正開始前に必要な処置を行います。
②簡単シュミレーション

iTeroという3次元撮影カメラで歯をスキャンします。(約5分)
AIが過去の800万症例のビッグデータより治療後のイメージをその場で予測します。(約1分)
歯並びの悩みをうかがい、それが解決できそうな場合は精密な治療計画へと移ります。
③精密な治療計画(クリンチェック)

歯の角度や位置の修正を行い精密な治療計画を作成します。(約2週間)
IPR(歯を細くする)アタッチメント(効率的に動かすための透明なポッチ)の設定を行います。シミュレーション動画にて最終的な歯並び、歯の動き方、治療期間が確認いただけます。必要な場合は再度修正を行います。
※確定した治療計画は治療途中で変更することができません。
④マウスピースの発注
処方書のデータをアメリカのアライン社に送りマウスピースが作製されます。
治療開始から完了までのマウスピースが約1週間で出荷され、空輸され届きます。
※発注後キャンセルされますと11万円(税込)の費用がかかります。
⑤治療開始
必要な場合は、IPRとアタッチメントの装着を行い、マウスピースの使い方、注意点を説明いたします。マウスピースは1度に数回分お渡しします。決められた時間と期間装着しご自身で次の段階の装置に交換していただきます。
取り扱い、適合状態のチェックと次のステージのマウスピースをお渡しするため約1か月ごとのペースで受診していただきます。ズレがある場合は、修正用のマウスピースを作製することがあります。
⑥治療完了と保定
矯正直後は骨が安定していないため、元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起きます 整った歯並びを維持するために、リテーナーというマウスピースを装着していただきます。
保定期間については、矯正した期間と同期間は15時間使ってもらい、その後、12〜15時間、8〜12時間と様子を見ながら使用時間を減らしていきます。時間を短くした後にリテーナーがきつく感じるようでしたら前の時間に戻します。
1年後からは夜寝ている間はつけて下さい。寝ている間だけは半永久的に付けて頂くのが望ましいです。
よくある質問
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Q.
食事の制限はありますか?
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A.
ワイヤー矯正の場合は食べ物を小さく切って硬いものは避けていただきますが、マウスピース矯正では装置を外して食事していただくため制限はありません。マウスピースを装着した状態で水分を取る場合はお水にしていただきます。
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Q.
痛みはありますか?
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A.
1ステージごとの移動量が0.25㎜以内と決まっているため、締め付けられる感じはありますが痛みは非常に少なくなっています。
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Q.
同じマウスピースを使うのですか?
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A.
1週間ごとに少し動いた設定の新しいマウスピースにご自身で交換していただきます。
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Q.
期間はどのくらいかかりますか?
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A.
最大で20回のマウスピース交換を行いますので、最大で20週間かかります。精密診断の段階で何回のマウスピースの交換で治療が終了するかわかります。多くの場合3~6か月で終わります。装着時間が確保できていない、マウスピースが正しく使えていない場合は期間が延びることもあります。
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Q.
出っ歯は治りますか?
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A.
出っ歯(上顎前突)の矯正治療では小臼歯を抜去してスペースをつくって前歯を下げることが多いため当システムでは治療が出来ません。下顎が引込んで相対的な出っ歯の場合は治ることがあります。適応症かどうかは個々にご相談ください。
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Q.
何歳からできますか?
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A.
何歳からという基準はなく歯が生えそろっていることが条件となります。中学生の一部、高校生の大半と思っていただければ良いです。生えそろいが不明でしたらお尋ねください。
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Q.
歯並びが崩れることはありますか?
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A.
治療直後は歯ぐきの繊維や骨が安定していないため、後戻りしようとする作用が働きます。また一生かけて骨の新陳代謝により骨が変化し歯を移動させることがあります。防止するため術後の保定装置の着用が必要です。
未承認医療機器の使用について
当院では、医薬品医療機器等法(薬機法)において承認されていない医療機器を用いた、マウスピース型矯正装置「インビザラインによる矯正治療」を行っています。以下の事をご理解の上、治療をさせて頂きます。
① 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
② 入手経路:個人輸入(医師がアラインテクノロジー社へ個人依頼)
③ 同一成分や性能を有する他の国内承認の医薬品の有無:無し
④ 諸外国における安全性等の情報:FDA認可あり。日本国内では医療機器としての矯正装置に該当しませんが、使われている素材は日本国内で薬事承認されています。