インプラントの構造と
治療の流れ
インプラントの構造
顎の骨に埋入する人工歯根(インプラント)と、上部構造(人工歯)をつなげる土台となるアバットメントによって構成されます。
インプラント治療時の検査
全身の病気(主治医の先生と相談)、喫煙、重度歯周病、残存骨量(CTデータ)などにより、条件が整わない場合は手術をお受けできません。
当院で使用するインプラント
インプラントメーカーには最も歴史の長いノーベル・バイオケア社の製品を使用しています。
インプラント治療の
注意点・リスク
金属アレルギー
インプラント体のほとんどは「チタン」という金属で構成されています。チタンはイオン溶出しにくい為、アレルギー反応がほとんど起こりません。しかしながら、チタンアレルギーは存在するため、気になる方は事前に必ずパッチテストを受けましょう。
骨粗しょう症の方は注意
骨粗鬆症の方でも、インプラント治療は可能ですが、注意は必須です。骨粗しょう症になると骨の密度が低くなるため、通常よりも骨とインプラントの結合期間が長く必要になります。また、これは全てのケースに対して言えることですが、インプラントが一度骨に固定されたとしても、しっかりとお口のケアをしなければインプラント周囲炎を起こしてインプラントが抜け落ちてしまうことがあるので注意が必要です。
糖尿病の方は注意
糖尿病はインプラント治療を難しくする要因があります。高血糖だと実は、傷が治りくい為、インプラント手術はお勧めいたしません。また、高血糖の状態では免疫系細胞の活動が低下するので、歯周病菌への感染の可能性が高くなります。
術後、歯周病菌への感染
手術後、定期的にメンテナンスを受けないと、インプラントと歯肉の周囲に炎症が起きます。進行するとインプラントを支える顎の骨が溶けてしまいます。インプラント周囲炎は歯周病と同様に、明らかな痛みを伴わない場合が多く、自覚症状が現れにくいため、しっかりと家出の歯磨きや定期的に歯科医院に通うなどし、歯のメンテナンスを意識することが非常に大切です。
自由診療・保険適応外
インプラント治療は、入れ歯・ブリッジ治療とは異なり保険適用外となります。
インプラント治療の
料金・治療回数
料金 | 最終補綴までの合計 440,000~550,000円(税込) ※術前CT検査、1次手術(インプラント埋入)、2次手術(ヒーリングアバットメント装着)、仮歯、アバットメント、上部ジルコニアクラウンなどを含む |
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治療期間 | 3~6か月 |
治療回数 | 10~15回 |
インプラント Q&A
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Q
インプラントは年齢制限などありますか?
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A
ご病気などがなければ20~70歳が適応とされます。
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Q
インプラントはどのくらい持ちますか?
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A
5年で95%、10年で90%、15年で70%ほどと言われています。
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Q
インプラントにおすすめの人を教えてください。
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A
着脱式の入れ歯が使えない、ブリッジにむいていないなど他の治療法ができない方の最終手段と考えています。
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Q
手術後に腫れや痛みなどはありますか?
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A
腫れや痛みがでることありますが、親知らずを抜いた時の方が大変だったとおっしゃられます。